ドイツ人ダーリンに散歩に誘われたら、2時間のハイキングになった話

こんにちは、はるぼぼharubobonikkiです。

前回フランスのエギスハイムに日帰り旅行をした話をお伝えしましたが、今回はその翌日、日曜日のお話です。

ドイツでは日曜祝日にカフェレストランを除くほとんどのお店が休業になるので、街に出かけてもあまり面白みがありません。

そのため、ドイツにおける日曜日の定番の過ごし方は散歩やハイキング、サイクリングなど。ドイツ人は自然好きな人でアウトドアな人が多いんです。

もちろん、ドイツ人全員がアウトドアというわけではなく、、友人や家族とゆっくりと食事やお茶を楽しんだり、映画を観たりする人もいますが。

ドイツの典型的なアウトドア一家で育ったダーリンは、散歩やハイキングといったアクティビティが大好きです。

ところが、私は街歩きなら何時間でもできますが、散歩やハイキングはあまり好きではありません。短時間ならいいんですが、見るものがないとすぐに飽きてきちゃうんですよね

しかし、以前ダーリンから街歩きばかりで全然散歩やハイキングに行っていない。と怒られ、これからはもっと散歩やハイキングに行くよ。と約束したのです。

というわけで、ダーリンに日曜日は散歩に行こう。言われたので、内心ちょっとめんどくさいなぁと思いつつうん。と答えて散歩に行くことになりました。

ダーリンが近くの山まで車で行って、そこでちょっと歩こう。と言うので、まずは車で山のふもとまで。

山といっても、ドイツでは日本のように高い山が多いわけではないので、日本人の感覚からすると丘陵と言ったほうがいいでしょうか。

車を降りて歩くこと30分。森に抱かれた美しい風景が見えてきます。

ドイツで天気のいい日にこういう場所に出かけると、必ずと言っていいほど地面に寝そべっている人たちに出くわします。

日本では山は森に散策に出かけるのは中高年層が多い印象ですが、ドイツでは年齢は関係ありません。赤ちゃん連れの家族や、若いカップルなど、老若男女がみんな揃って山や森に繰り出しています。

歩いているうちに段山道のようになってきたので、ダーリンにこれはもうほとんどハイキングだよね。と言ったら、う〜ん、半分ね。との答え。

ダーリン曰く、散歩かハイキングかの分かれ道は、出かける場所ではなくて、歩く時間なんだそうです。

散歩は1〜2時間。ハイキングは少なくとも3〜4時間。

私はえっ、そんな定義があったの!?と絶句。

この認識がドイツ人一般のものなのか、ダーリン個人のものなのかはわかりません。いずれにせよ、散歩は1時間以内願わくば30分以内、山や森に出かけたら、1時間であろうが2時間であろうが、ハイキングと思っていた私の感覚とは大違いです。

南フランスでハイキングに出かけて、2時間歩いたのに、ダーリンに短すぎる。こんなのハイキングじゃない。と文句を言われたのはそういうわけだったのか!

この日は結局、山頂まで山や森の中を2時間ハイキングしたこれは私の定義ですがのでした。さらっと散歩に行こうと言われて、山や森の中を2時間も歩くことになろうとは。

時にはこんなスローな過ごし方もいいものだと思いつつも、山道に慣れていない私は息も絶え絶え。翌日筋肉痛になったのは言うまでもありません。

ドイツ人をパートナーに持つのは、なんだか体力がいりますね。もちろんドイツ人全員がこうというわけではありませんが

ダーリンと楽しい毎日を過ごすためにも、私ももうちょっとアウトドアにならねばなぁと思っています。